デング熱は「二度目」が怖い?——日陰暮らしの思わぬ効用


先日、知り合いの方から、デング熱にかかったときの話を聞く機会がありました。その流れで「デング熱は二度目のほうが怖いらしい」という話が出てきて、私はそこで初めてそのことを知り、正直とても驚きました。

マレーシアで暮らしている以上、蚊とは長いお付き合いになります。今日はその驚きと、我が家でしている対策を、忘れないうちに書きとめておこうと思います。

身近で聞いた、デング熱の話

最初は軽い熱のようだったのが、なかなか下がらず、しばらくしっかりした治療が必要になったそうです。それでも今はすっかり元気になられていて、それが何よりでした。

こうして身近な方の口から直接そのお話を聞くと、ニュースで数字を見るのとはまったく違う重みがありました。デング熱は、決して軽く見てはいけない病気なのだと、あらためて感じました。

「二度目が怖い」って本当なの?

家に帰ってから気になって少し調べてみたのですが、これは本当のことのようです。

デング熱のウイルスには4つのタイプがあって、一度かかるとそのタイプには強くなるのですが、別のタイプには十分に効かないのだそうです。それどころか、一度目にできた抗体が、二度目の別タイプの感染ではかえって悪く働いてしまい、重症化しやすくなることがある——そう知って、なるほどこれは油断できないなと思いました。

もちろん、きちんと病院で診てもらえれば、こわがりすぎる必要はありません。大事なのは「刺されないようにすること」と「おかしいと思ったら早めに受診すること」。この二つに尽きるのだと思います。

我が家のデング蚊対策

今、我が家ではコンセントに挿すタイプの液体の蚊取りを使っています。「VAPE(ベープ)」という、青いゾウのマークが目印の製品で、液体ボトル1本で一カ月以上もちます。手軽でとても便利です。ただ、これだけだと正直、何度か刺されてしまうこともありました。

あとから知ったのですが、このタイプは閉め切った部屋の中で効果を発揮するもので、窓を開けていたり広い空間だと薬が薄まってしまうのだそうです。それで、最近は次のことも合わせて気をつけるようにしました。

ひとつめは、外に出るときの肌に塗る・スプレーする虫除けです。我が家ではタイガーバームの虫除けスプレー(ディート不使用の天然タイプ)を使っています。デングを運ぶ蚊は「日中」に刺すのが特徴だそうで、夜だけでなく昼間の対策も大事なのですね。天然成分タイプは肌にやさしい一方で、効果の持続時間は短めなことが多いので、長く外にいる日はこまめに塗り直すようにしています。

ふたつめは、家のまわりの「たまり水」をなくすこと。植木鉢の受け皿やバケツなど、少し水がたまっているだけで蚊の卵が育ってしまうと聞いて、ときどき見てまわるようにしています。

日陰暮らしが、思わぬところで守ってくれていた

そして、書きながら気づいたことがあります。

私は日光アレルギーがあるので、もう十数年、外では長袖を着て、日差しの強い時間を避け、屋内で過ごすことを基本にしてきました。これは私にとってはずっと「不便なこと」「気をつけなければいけないこと」でした。

今も、朝のウォーキングはまだ日が昇る前の時間に出るのですが、それでも念のため長袖・長ズボンで歩いています。そしてそのままコンドミニアム内のジムへ移動して、続きの運動をすることも多いです。日が出ていなくても肌を出さない——長年の習慣で、もうすっかり体に染みついた「大事をとる」やり方です。

ところが今回、デング蚊のことを調べていて気づいたのです。日中に肌を出さない、強い時間帯を避ける、屋内中心で過ごす——これって、そのまま蚊から身を守る暮らし方でもあったのだと。

長いあいだ自分の弱点だと思ってきた体質が、まったく別の場面で、こっそり私を守ってくれていた。そう思うと、なんだか少しだけ、報われたような気持ちにもなりました。年を重ねても、こんなふうに新しい発見があるのですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🌿


🟡この記事を書いた人:タマキ
日光アレルギー歴17年。日差しが苦手なのに、縁あってマレーシアへ移住してしまいました。 動き回るせっかちな夫と、のんびり日陰を選ぶ私のシニア夫婦ふたり暮らし。
「快適にすごす工夫」を探しながら、日光アレルギーのこと、日々の暮らし、無理しない旅の記録を綴っています。


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