結婚30周年のお祝いに、50代の夫婦二人でザ・リッツ・カールトン ランカウイに2泊3日で滞在してきました。
日光アレルギーがある私にとって、南国リゾートは正直ハードルが高い旅先です。でも今回泊まったお部屋は、木々に囲まれていて、電動の二重スクリーンで光の量を細かく調整できる造り。日差しを避けながらでも、じゅうぶんに南国リゾートを楽しめました。
予約前にホテルのブログをいろいろ検索して、写真付きのレビューにとても助けられたので、今度は私が「行く前に知りたかったこと」を写真多めでまとめておこうと思います。
この記事でわかること:客室の雰囲気、日差しが苦手な人から見た過ごしやすさ、朝食・ディナーの様子、そしてこのホテルならではの野生の猿との出会いです。

立地と第一印象
ザ・リッツ・カールトン ランカウイは、森の斜面にヴィラや客室棟が2〜3軒ずつ点在するように建てられていて、敷地全体がとても静か。チェックインは開放的なロビーで、ソファに腰かけてゆったりと手続きができました。バタバタしない、落ち着いたスタートが好印象でした。
このロビーも、屋根はあるけれど壁で閉め切らない造り。直射日光は入ってこないのに風は抜けるので、日差しを避けたい私にはありがたい空間でした。
客室棟へ:バギー移動と森の中の通路
チェックインのあとは、バギーに乗って客室棟へ移動します。

バギーの通る道は両側が緑に覆われていて、屋根もあるので直射日光はほとんど当たりません。敷地内の移動が基本バギーというのは、歩く距離が短くて済むという意味でも、日差しの下にいる時間が減るという意味でも、私にはとても助かりました。50代になって「移動が楽かどうか」は宿選びの大事な基準になってきたなと感じます。

バギーを降りるのは、客室棟のエントランス。大きな木の枝が覆いかぶさるような造りで、車寄せから建物までの数歩もしっかり木陰でした。

中に入ると、緑に囲まれた渡り廊下のような通路が続きます。廊下の先には海がちらりと見えて、部屋に着く前からワクワクしました。


客室レビュー:回遊できる間取りと開放的なバスルーム
部屋は回遊できる動線になっていて、ベッドルームから広々としたバスルームへと、ぐるっと回れる造り。この「動線の良さ」は、実際に泊まってみて一番良かったポイントの一つです。行き止まりがなくて、二人で動いてもぶつからない。地味なようで、滞在中ずっと快適でした。

ベッドは大きく、ヘッドボードには絵画のようなアートパネル。照明も柔らかく、質の良い眠りを想像させてくれる空間でした。
バスルームは特に印象的で、大きくゴージャスなバスタブが主役。電動スクリーン付きの大きな窓があり、緑を眺めながら入浴できる開放感がとても良かったです。


お湯を張ったバスタブは、この部屋のハイライトと言ってもいいかもしれません。窓の外の緑を眺めながらのバスタイムは、旅の疲れをゆっくり癒してくれました。

テラスからは木々の隙間から海が見える景色で、静かな時間を過ごすのにぴったりのロケーションでした。

日光アレルギーの私が快適に過ごせた理由
ここは、同じように日差しが苦手な方に一番読んでほしいところです。
まず、窓には電動式のカーテンとスクリーンが二重に付いていて、上からすっと降りてくる仕組みになっています。完全に閉め切る・全部開けるの二択ではなく、上半分だけ下ろして直射日光をカットしながら、下から景色は楽しむ、といった調整ができました。光の量を自分でコントロールできるので、日差しが強い時間帯でも部屋の中は本当に快適でした。
次に、建物が森の斜面に建っていて、周りを木々に囲まれていること。窓の外がすぐ緑なので、そもそも部屋に差し込む直射日光が少ないんです。海沿いの真っ白なビーチリゾートとは、日差しの当たり方がかなり違います。
そして朝の散策路。これが本当にありがたくて、道の上まで木の枝が伸びていて、ほとんどの区間が木陰になっているんです。

日差しの強い時間を避けて早めに歩き出せば、まぶしさをほとんど感じずに済みました。南国=日差しがつらい、と身構えていたのですが、このホテルに関してはその心配がほとんどありませんでした。
もちろん、日中のビーチやプールサイドは日差しが強いので、そこは日傘や帽子、日焼け止めなどいつもの対策が必要です。ただ「部屋にいる時間が快適かどうか」は滞在の満足度を大きく左右するので、その点でここはとても良かったです。
部屋に遊びにきてくれた野生の猿たち
このホテルに来て何より嬉しかったのが、部屋に到着してすぐ、テラスに黒い体で目の周りが白い、愛嬌のある野生の猿が5〜6匹遊びに来てくれたことです。子連れの猿もいて、じゃれ合う様子がとても可愛らしく、しばらくこちらをじっと見つめていました。緑豊かな自然がすぐそばにあり、野生の猿がテラスまで遊びに来てくれる部屋に泊まったのは初めてで、忘れられない思い出になりました。


帰ってから調べてみたら、この子たちはダスキーラングール(英名:Dusky Leaf Monkey、学名 Trachypithecus obscurus)という種類でした。目と口のまわりが白い毛でぐるりと縁取られていて、まるでメガネをかけているように見えることから「メガネザル」「スペクタクル・リーフモンキー」とも呼ばれるそうです。木の葉を主食とするおとなしい性格で、人に襲いかかってくるようなことはほとんどないのだとか。たしかに、こちらをじっと見つめるばかりで、威嚇するような素振りは一切ありませんでした。ちなみに赤ちゃんは生まれたときは鮮やかなオレンジ色をしていて、成長するにつれて大人と同じ色に変わっていくそうです。マレー半島やタイに生息していますが、IUCNの絶滅危惧種にも指定されている、実は貴重な存在なんです。
外には出ず、食べ物も与えなかったからか、しばらくすると自然に帰っていき、それ以降は姿を見せませんでした。
一つだけ知っておいていただきたいのが、猿たちが帰ったあと、テラスに少し落とし物をしていったこと。スタッフの方に掃除をしてもらったのですが、においが完全には取れず、滞在中テラスは使えませんでした。猿は野生動物なので、接触して噛まれたりすると狂犬病などのリスクもあるそうです。もし部屋に猿が遊びに来たら、窓は開けずに室内から眺めて楽しむのがおすすめです。
記念日のスペシャルディナー(Horizon)
今回の旅の一番の目的は、去年お祝いできなかった結婚30周年を、今年こそお祝いすること。事前にスタッフの方にその旨を伝えたところ、Horizonでのディナーで、可愛らしく美味しいお祝いプレートを用意してくださいました。



夕暮れの空を眺めながらのワインとシャンパン、静かに更けていく時間がとても贅沢でした。日が落ちてからの屋外の席は、日差しを気にせずゆっくりできるので、私にとっては一番のんびりできる時間帯でもあります。
お祝いにいただいたデザートプレートはとても美味しくて、特にマンゴーはとろけるような甘さでした。担当してくれたスタッフのケネディさんからは手書きのカードもいただきました。派手な演出ではなく、日本人の感覚にも合うような、静かに心を込めたおもてなしがとても印象的で、これには夫婦二人ともが喜びました。良いホテルのサービスはこういったものなのか、と改めて感じさせてくれた時間でした。


30年という節目を、こんなふうに祝ってもらえたことは一生忘れないと思います。記念日の滞在を考えている方は、ぜひ予約時に伝えてみてください。
朝食とディナー(Langkawi Kitchen)
普段の食事は、緑に囲まれたLangkawi Kitchenで。ライトアップされた看板が優しく雰囲気を盛り上げてくれます。

レストラン内は天井が高く、ランタン風の照明がずらりと並ぶ開放的な空間。こちらも屋根と木々のおかげで、朝食の時間帯も直射日光が入ってこないのが嬉しいところでした。ビュッフェも充実していて、アラカルトメニューも注文できます。

朝食で頼んだアボカドトーストは、ポーチドエッグがとろりとのった一皿でした。ビュフェのフルーツも新鮮。バランスの良い朝食で、一日の始まりにぴったりでした。

こんな人におすすめ
・日光アレルギーや日差しの苦手な方(木陰の多い敷地と、部屋の電動二重スクリーンで快適に過ごせます)
・50代・シニア夫婦の記念日旅行など、特別な滞在を静かに心のこもった形でお祝いしたい方
・喧騒を離れて、森と海に囲まれた静かなリゾートでゆっくり過ごしたい方
・野生の猿など、自然との距離が近い滞在を楽しみたい方
予約前に知っておきたいポイント
・敷地が広く、客室棟間の移動は基本バギー。歩く距離が少なくて済むので、日差しを避けたい方や体力に不安のある方には向いています
・野生の猿がテラスに遊びに来ることがあります。可愛い反面、来ているときは窓を開けずに室内から眺めるのがおすすめです
・部屋の電動スクリーンは二重構造で光の調整がしやすいので、日差しが気になる方は使いこなすと快適です
・記念日など特別な滞在の際は、事前にホテルに伝えておくと、心のこもった対応をしてもらえます
チェックイン時にもらえる敷地内マップも、たたむとコンパクトなカードサイズになる作りで、持ち歩きやすくて便利でした。


まとめ
森の斜面に佇む静かなロケーション、光を自分で調整できる客室、そして野生の猿との思いがけない出会い。日光アレルギーがあると南国リゾートは諦めがちですが、選び方次第でこんなに快適に過ごせるんだと実感した滞在でした。
何より、結婚30周年を静かに、でも心を込めてお祝いしてもらえたことが、今回の旅で一番の思い出です。
これから宿泊を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🌿
🟡この記事を書いた人:タマキ
日光アレルギー歴17年。日差しが苦手なのに、縁あってマレーシアへ移住してしまいました。 動き回るせっかちな夫と、のんびり日陰を選ぶ私のシニア夫婦ふたり暮らし。
「快適にすごす工夫」を探しながら、日光アレルギーのこと、日々の暮らし、無理しない旅の記録を綴っています。
🌟関連記事&リンク🌟




コメント