リッツ・カールトンKLでアフタヌーンティーとスパ|人生初のホテルスパは50代・KL暮らしの中で

リッツカールトン クアラルンプールでアフタヌーンティーとスパ体験

クアラルンプールで暮らし始めて数ヶ月。日本から娘が会いに来てくれたのを機に、娘の希望で初めてリッツ・カールトン・クアラルンプールに滞在しました。

今回はその中から、アフタヌーンティーとスパの体験を書いてみます。家族の滞在記というより、「KLでこんな一日が過ごせるんだ」という記録として読んでいただけたら嬉しいです。

予約はぜんぶ受付で。英語はたどたどしくても

お昼頃、まずスーツケースを預けにホテルへ行きました。そのとき受付で「スパとアフタヌーンティーを利用したい」と伝えたところ、受付の方がその場でスパに電話をかけてくれて、当日16時の予約が3人分とれました。アフタヌーンティーも、そのまますぐに案内していただけました。

6月の平日とはいえ、ロビーには人が多かったので、当日枠がとれたのはラッキーだったと思います。

海外のホテルでスパやレストランを予約するのは、英語のハードルもあって腰が引けがちです。私たちは3人とも英語は得意ではなく、このときも誰かが聞き取り、誰かが単語をつなぎ、なんとか意思を伝えたという感じでした。それでも、受付に「スパとアフタヌーンティーを利用したい」と伝わりさえすれば、あとはホテルの中で繋いでもらえます。完璧な英語でなくても大丈夫でした。これは泊まる側にとって、心強い仕組みだと思います。

ロビーラウンジのアフタヌーンティー

アフタヌーンティーはロビーラウンジでいただきました。人も多すぎず、雰囲気は文句なし! 受付から一緒に来て席に案内してくれたスタッフの方が、食べ始める前に3人の写真を撮ってくださるサービスもあり、これがとても素敵な一枚になりました。夫はとても嬉しかったようで、旧知の知り合いにその写真を送っていたほどです。

3段スタンドは、一番下の段のパイや、別皿のスコーンが温めてあって、手に取った瞬間のぬくもりが印象に残りました。一番上の段には、鮮やかなブルーと白の色が印象的なケーキ。目にも楽しく、味も良いアフタヌーンティーでした。

お値段は3人で313RM(約12,500円)ほど。一人あたり105RMほど(約4,200円)でした。

正直に書くと、紅茶だけは

ひとつだけ、正直に書いておきます。

紅茶はアールグレイを選んだのですが、一杯目から驚くほど薄いものでした。しばらくしてポットの湯の差し替えをお願いすると、今度はポットいっぱいいっぱいに注がれて、そして、やはり薄い。ベルガモットの香りだけがふわりとして、味がついてこないのです。

写真を撮ってくださったり、細やかに動いてくださったり、あれだけ行き届いたホテルで、ここだけが不思議なほど噛み合いませんでした。

スタンドの中身は本当においしかっただけに、紅茶好きの方は、頭の片隅に置いておくといいかもしれません。

スパは90分、迷わず選んで正解でした

16時、3人でスパへ。まずはお茶をいただきながら、カウンセリングの用紙に希望を書き込んでいきます。

用紙には自由に書ける欄があったので、私はそこに手書きで「Sun sensitive」と書きました。長い英文はいりません。単語ふたつで、自分の体質を伝えられます。私と同じように日光アレルギーや敏感肌の方は、この欄をぜひ使ってください。

コースは90分と60分から選べましたが、そこは迷わず90分に。オイルは3種類から選べて、私はイランイランの入ったブレンド、夫は柑橘系にしました。

お値段は3人で1,327.5RM(約53,000円)。部屋付けにできました。一人あたり90分で18,000円弱です。

暗い部屋は、日光アレルギーの私への贈り物

部屋は2つに分かれます。「どのように分かれますか」と聞かれた娘が、「両親は二人部屋、自分は一人部屋」という分かれ方を選んでくれました。

施術室に入ってまず感じたのは、部屋の暗さでした。照明がしっかり落としてあって、日光アレルギーの私には、この薄暗さは快適そのものでした。天井の明かりの眩しさを感じることなく、マッサージの手のぬくもりを、静かな環境でじっくり味わうことができました。

施術はうつ伏せの背中から始まりました。夫と二人、施術ベッドが並んでいるのですが、私が体の向きを変えるときには、担当の方がタオルをついたてのように広げて、夫やあちらの担当の方から見えないように視線を遮ってくれました。この数秒の気配りに、このスパの質が表れていたと思います。

圧については、施術の途中で2〜3回、顔を近づけて確かめてくださったのが印象的でした。担当は女性の方で、声は低めで静か。真剣に施術に向き合ってくださるので、こちらも安心して身をゆだねられます。お腹を円を描くようにマッサージしてもらったのも、とても心地よいものでした。

イランイランの香りは最後まで心地よく、オイルと手の圧が相まって、気持ち良すぎるくらいでした。

顔には一切触れないコースでした

そしてもうひとつ、同じ体質の方へお伝えしたいこと。私たちが受けたコースでは、顔には一切触れられませんでした。特にお願いしたわけではないのですが、夫も同じだったので、ボディのみのコースだったようです。顔にオイルを塗られる心配がないというのは、日光アレルギーの身には大きな安心材料でした。

濃いジンジャーティーと、夫のひとこと

施術が終わって着替えのとき、夫と二人になった瞬間、「本当に気持ちよかったね」と言い合いました。次の宿泊でもホテルでスパを受けよう、と、その場で決めたくらいです。

最後は3人でもとの場所に戻って、ジンジャーティーをいただきました(アイキャッチ写真右側)。これが濃くて、温かくて、本当においしく、ほーっと一息つけました。ラウンジの薄いアールグレイのことを思うと、少し可笑しくなるほどの濃さでした。

日本と比べてみると

実はこれが、人生で初めてのホテルスパでした。

外資系高級ホテルのスパというと、日本では90分で一人3〜4万円というのが珍しくない世界です。それが今回は、一人18,000円弱。

「安いからお得」と言いたいだけではありません。日本にいた頃の私にとって、外資系ホテルのスパは、自分にとっては縁のない特別なもので、実際、一度も足を踏み入れないまま来てしまいました。もっと早くこの良さに気づけていれば、という気持ちと、いや、年を重ねた今の体だからこそ、こんなに沁みたのかもしれない、という気持ち。正直、どちらの気持ちも混在しています。

ただ、KLでは、これが思い立った日にも手が届く値段になっている。年を重ねてからの自分へのご褒美が、ぐっと身近になる。良いものを体験できるこの環境に、ありがたいなと感じた一日でした。

こういう一日が、暮らしの続きにある

アフタヌーンティーとスパだけで、心とからだが十分に満たされた滞在でした。そこにもうひとつ、重なったものがあります。たどたどしい英語でも、受付に伝われば、一日の贅沢が組み上がっていく。あのほっとする感じは、ただの安心感ではなくて、伝えきったあとに訪れる小さな達成感と一緒にあるもの。海外で暮らすからこそ知った味で、これもまた味わいたくなるのでした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🌿


🟡この記事を書いた人:タマキ
日光アレルギー歴17年。日差しが苦手なのに、縁あってマレーシアへ移住してしまいました。 動き回るせっかちな夫と、のんびり日陰を選ぶ私のシニア夫婦ふたり暮らし。
「快適にすごす工夫」を探しながら、日光アレルギーのこと、日々の暮らし、無理しない旅の記録を綴っています。


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