日光アレルギーになって17年。肌を守るために、服選びはずっと「守り」でした。その象徴が、黒いハイネックのシャツでした。マレーシアに来て、ある外出の日、ふとそのシャツを手放そうと思いました。
仕事に欠かせなかった黒いハイネック

毎日の仕事着として、何度となく買い直してきた綿シフォンの半袖黒のハイネック。暑い真夏でも首元を守るために欠かせない一枚でした。
日光アレルギーとわかった39歳から、仕事中にいちいち日除けを気にしていられないということで、このシャツが定番になりました。半袖の黒ハイネックは、長袖2枚、ノースリーブ1枚、半袖も2枚ほどを切らしたことがなく、2〜3年に一度は首元がくたびれると買い直していたような気がします。地元のデパートで綿シフォンの常設でない展示会が開く時に実際に見て買ったり、通販で買ったりしていました。
着心地が良くて、きちんとしたところに着ていっても間違いない。そんな「ちゃんとして見えて楽」な服だったから、日本から断捨離でたくさんのものを手放したときも、このシャツだけはつい手放せずにいました。
ある日の外出で気づいたこと
先日、レストランでの集まりに普段の服でいいとのことだったので、この定番の黒ハイネックを着て出かけました。でも実際、自分でも暑くて。家に帰ってすぐに脱ぎました。その時に思いました。もうこの服は手放そう。もう出番はないぞ、と。
物理的な暑さは日本の夏と変わりません。でも、マレーシアでは外を歩く機会が減り、周りの人たちがそれぞれ思い思いの格好をしている。そのことが、気持ちをずいぶん軽くしてくれた気がします。
長袖に長いスカート・ズボン・ヒジャブの方もいれば、短パン・ノースリーブ・サンダルの人もいる。どちらもモールに行けばたくさん見かけます。それぞれが自分の格好をとやかく周りから思われることがない、そんな空気がここにはあります。
日本にいて、そんなに窮屈だったわけではないけれど、今思えば周りから浮かない格好を自然と選んでいたかもしれません。こちらに来て、そんなことにふと気がつきました。
マレーシアでの新しい定番へ
こちらに来て、首元はゆったりが定番になりそうです。日光アレルギーがある私にとって、肌をなるべく隠すことは今も必要です。外を歩くときはストールを巻いて対応し、ショッピングモールに出かけるときは冷房対策にも日除けにもなる軽いカーディガンを持つようにしています。
そしてこれまでと違い、首にもしっかり日焼け止めを塗るようになりました。
ハイネックを手放すことで、また新しいマレーシアでの定番が生まれていくのかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🌿
🟡この記事を書いた人:タマキ
日光アレルギー歴17年。日差しが苦手なのに、縁あってマレーシアへ移住してしまいました。 動き回るせっかちな夫と、のんびり日陰を選ぶ私のシニア夫婦ふたり暮らし。
「快適にすごす工夫」を探しながら、日光アレルギーのこと、日々の暮らし、無理しない旅の記録を綴っています。
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