10月の三連休に、夫とゲンティンハイランドへ出かけました。目的は、涼しいところで自然を満喫すること。泊まったのは、山の中腹にあるリゾーツ・ワールド・アワナ。エグゼクティブスイートに朝食付きで2泊しました。
結論から書くと、小さな事件はいくつかありました。それでも振り返ると、事件も含めていい旅でした。霧の中のロープウェイと植物園のことは別の記事にまとめることにして、今回はホテルのことを書きます。
01|基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ホテル | リゾーツ・ワールド・アワナ(ゲンティンハイランド) |
| 部屋 | エグゼクティブスイート(約54㎡) |
| 宿泊日 | 2026年10月24日〜26日(2泊) |
| 料金 | 1,371.23リンギット(約5万6千円)/2泊・2名・朝食付き、Trip.comでの支払い総額(割引61.77リンギット適用後) |
| 予約 | Trip.com |
| 行き方 | KL市内からGrabで約1時間(料金:行き124リンギット/帰り90リンギット。時間帯や混み具合で大きく変わります) |
02|立地と第一印象
アワナは、山頂のホテル群から少し下った中腹に建っています。ゴルフ場がすぐそばにあり、山頂のにぎやかさとは離れた落ち着いた場所です。
到着は24日の夕方でした。予約のときから、近くで工事をしていると知っていましたが、工事の音が気になることはありませんでした。予約サイトの備考欄には、あらかじめ「静かな部屋を希望」と書いておきました。


03|客室
「エグゼクティブスイート」という名前から、豪華な部屋を想像してしまいそうですが、実際にはシンプルで使いやすい部屋で、くつろげました。事前に写真で見ていたとおりという印象です。





希望どおり、とても静かな部屋でした。着いてすぐ紅茶をいれて、夫は読書、私はパソコンを打って過ごしました。
夫がいちばん気に入ったのは、長いソファです。寝そべってプロ野球の日本シリーズを観る姿は、自宅以上にくつろいで見えました。広い部屋のありがたさは、夫の寝そべり方がいちばんよく表していたと思います。
午後、部屋でくつろいでいると、チャイムが鳴りました。ドアを開けると、クッキーのお届けです。届いたのは、アワナ・ガーデンのシーソルトチョコレートクッキー。ハートの形に畳んだおしぼりタオルが2枚、添えられていました。部屋にはネスプレッソのマシンが置いてあり、おいしいコーヒーがいれられます。ちょうど夫にコーヒーをいれたところで、夫は「ナイスタイミング」と喜んでいました。

エアコンは2台ありますが、夜は2台とも消しても暑くありませんでした。山の上ならではの涼しさで、クーラーなしで眠れるのはKLでは味わえない快適さです。
04|日光アレルギーの目で見た部屋
窓際の丸テーブルでパソコンを使い始めたところ、夕方の日差しが気になりました。カーテンを閉めると、まったく眩しくなくなります。遮光カーテンの性能が良く、窓際でも安心して過ごせました。

翌日は朝から天気が荒れ、山頂のホテルが見えないほどでした。午後は霧がすごく、強い風で白いもくもくが流れていきます。日差しが苦手な私にとっては、日に当たる心配のない、ありがたい空模様でした。
同じ窓から、霧に隠れた山、雲の切れ間から現れた山頂、明かりの灯る夜と、表情の変わる景色を楽しめました。



私たちが泊まったのはタワー棟の客室です。この夜景はすべての部屋から見えるわけではありませんが、今回の滞在で一番印象に残った景色です。
05|電気がつかない朝と、すぐに信じなくなった私たち
チェックインのとき、スタッフによる部屋の説明はありませんでした。自分たちで部屋に入り、夜は入口の主電源で明かりをまとめて消しました。
翌朝、部屋の半分の電気がつきません。スタッフに来てもらうと、スイッチを2回続けて押す(ダブルタップ)だけで点きました。部屋の水のボトルは少なめだったので、ついでに追加をお願いすると、無料で持ってきてくれました。もらった水でコーヒーをいれました。夫のひとことは「ダブルタップで点くなんて、一つ勉強になった」。
もうひとつ。予約サイトにはルームサービスありと書いてありましたが、フロントに電話すると、ルームサービスはないとのことでした。夫は部屋で日本シリーズを観たい。そこで、初めてのGrab Foodを頼んでみることにしました。届け先はホテル名にして、メモ欄に部屋番号を入れます。慣れない注文に、少し緊張しました。
届いたという連絡で、ロビーへ下りました。以前泊まったほかのホテルでは、フロントが料理を預かってくれていたので、今回も同じだと思ってフロントで尋ねます。なんとか事情を理解してもらえて、フロントの方が、車寄せに止まって待っていたドライバーに声をかけてくれました。無事に受け取った料理は、部屋で野球を観ながらおいしくいただきました。

電気の件で来てくれたスタッフは、ジムはカードキーで24時間使えると教えてくれました。とはいえ前の晩、予約サイトに「あり」と書いてあったルームサービスが、実際にはなかったばかりです。「24時間使える」と聞いても、自分で行って確かめるまでは安心できません。夫婦で「すぐには信じなくなったね」と笑い合いました。
06|食事
朝食会場は、びっくりするほど広い空間でした。席がゆったり取ってあり、混雑を気にせず過ごせます。メニューも豊富でした。
朝食は2回利用しました。1回目は9時ごろで、広い会場がとても混み合っていました。最終日は7時に行ってみると、驚くほど空いています。ゆっくり選んで、ゆっくり食べられました。マレーシアの人は夜型の人が多いのかな、と夫婦で話したほどの差でした。静かに朝食をとりたい方には、早めの時間がおすすめです。
私のお気に入りは、スープ麺のコーナーです。麺を自分で茹でて、スープを注いで仕上げるスタイルで、出来たての一杯がおいしかったです。皿には、ロティチャナイとカレー、パン、ベーコンやポテト、サラダと、つい色々のせてしまいました。


夕食は、着いた翌日の夜です。お店は、ホテルのフロントの目の前にあるココナッツハット(Coconut Hut)。フロントの前で食事をするという感覚に馴染みがなく、当日の昼間まで、私たちはココナッツハットがレストランだと気づいていませんでした。
気づいたところで、メニューを写真に撮らせてもらいました。部屋でゆっくり眺めて、何を頼むか決めてから出かけます。



入ってみると、とても落ち着けて、開放的な空間です。奥にはプールが見えます。

頼んだのは、名物のチキンライス(28リンギット)、サーモンとほうれん草のサラダ(42リンギット)、さつまいものフライ。料理もドリンクも、想像以上のおいしさでした。
ビールはプールサイドのバーから運ばれてくるため、グラスはプールサイド仕様のプラスチックでした。それでも、タイガービールの生(パイント・500ml、48リンギット)は最高の味でした。チキンライスより生ビールのほうが高いのが、マレーシアらしいところです。

テレビでは、ソフトボールの国際試合で、赤いユニフォームの上野由岐子選手がアップで映っていました。思わずフォークが止まります。もうひとつのテレビには、日本人男子プロゴルファーの活躍。ゴルフ場のそばのホテルらしく、レストランのテレビもゴルフ推しです。マレーシアの山の上で日本の選手を見るという、不思議なご縁を感じた夜でした。
07|プールとジム、館内で過ごす
ホテルも子ども連れが多く、プールはほとんど子ども用の雰囲気でした。一応水着は持って行きましたが、山の上は涼しく、泳ぐ気持ちにはなれませんでした。
ジムはカードキーで24時間使えます(すぐには信じなかった件の、本当だったほうの話です)。夜にはジムで、エアロバイクを30分こぎました。

08|50代の体にラクだったこと/きつかったこと
部屋に段差はなく、床はフラットです。夜中に暗い中を歩いても、つまずく心配がありません。
一方で、着いた日の夜は、幹線道路を走る車の音が夜中まで聞こえました。天井には赤いランプがあり、ついたり消えたりします。耳栓とアイマスクをして、ようやく眠れました。夫はどちらもまったく気にならなかったようなので、人によります。音や光に敏感な方は、耳栓とアイマスクがあると安心です。
09|夫のひとこと
今回の旅の夫のひとことは、3つあります。
電気がつかなかった朝の「ダブルタップで点くなんて、一つ勉強になった」。クッキーが届いたときの「ナイスタイミング」。そして山の早朝には「この時間帯は仕事のアイデアが湧く」とも話していました。山の静かな部屋は、夫にとっても居心地のいい場所だったようです。
10|まとめ|向いている人/向かないかもしれない人
良かったこと
- 広くて静かな部屋で、のんびりできた
- エアコンなしで眠れる涼しさ
- ココナッツハットの料理と生ビール
正直に気になったこと
- 部屋の説明がなく、電気の使い方で戸惑った
- 予約サイトにあったルームサービスがなかった
- 幹線道路の車の音と天井のランプ(耳栓とアイマスクで解決)
向く人
- 広い部屋で、夫婦でゆっくり過ごしたい人
- 涼しい場所で日差しを気にせず過ごしたい人
- 山頂のにぎやかさより、落ち着いた場所が好きな人
向かないかもしれない人
- 豪華なスイートを期待する人
- 大人だけの静かなプールを楽しみたい人
- ルームサービスを使いたい人
やっぱり旅には何事かあります。それも含めて、いい旅行になりました。
日差しを避けながら旅を続けるようになったのには、20年近い理由があります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🌿
🟡この記事を書いた人:タマキ
2008年、39歳のときに日光アレルギーを発症しました。日差しが苦手なのに、縁あってマレーシアへ移住してしまいました。 動き回るせっかちな夫と、のんびり日陰を選ぶ私のシニア夫婦ふたり暮らし。
「快適にすごす工夫」を探しながら、日光アレルギーのこと、日々の暮らし、無理しない旅の記録を綴っています。
🌟関連記事&リンク🌟

🌞 [日光アレルギー体験まとめ]
🛏 [宿泊記まとめ|泊まったホテル一覧]
📝 [このブログについて]


