──ある日届いた赤いレターパックから始まった出来事──
ある日、見慣れない宛先から赤いレターパックが届きました。
差出人は東京の不動産業者。
その中にはこう書かれていました。
「あなたの家族から土地の持分(3分の2)を買い取りました。
今後は①借地、②共同で土地建物を売却、③買戻しのいずれかを選んでください。」
私たちに知らされないまま、土地の大部分が第三者へ渡っていた——。
そこから夫婦の現実が大きく動き始めました。
■ 共有名義のリスクを知った日
土地は夫と母との共有名義。
その“持分”が突然売却され、家の主導権が揺らぎました。
現物資産は共有者が多いほどリスクが大きい、と身をもって知ることになりました。
■ 病気の後に始まった“歯車のずれ”
母は以前は穏やかで、家族で協力して過ごしていました。
けれど、大動脈解離による緊急手術と、その後の高次脳機能障害によって、
判断や行動にこれまでと違う部分が出てくるようになりました。
その頃、共通の知り合いの店の方から
「お母さんが“困らせる”と言っていたよ」
と耳にしたことがあり、胸の奥にひっかかりが残っていました。
“もしかしたら今後なにかあるかもしれない”
その予兆を感じて、私は事前に弁護士を探し、相談できる準備を進めていました。
あの時の小さな違和感と、助け舟を出してくれた知り合いの一言が、
結果的に私たちを守ってくれたように思います。
■ 弁護士に相談し、交渉へ
自宅も弁護士事務所も別の県でしたが、すぐに夫婦でオンライン相談へ。
夫との相性も良く、その方に正式に依頼することにしました。
専門家が入ることで、こちらの不安や感情的になりがちな部分は整理され、
話し合いは現実的な交渉へと進んでいきました。
■ 約2割の減額が実現
私たちは「買い戻す」という選択をしました。
相手の提示額は高かったものの、弁護士同士の交渉が進むなかで状況が変化し、
結果として、最初の提示額から約2割の減額が実現しました。
成果報酬を差し引いても、依頼した意味は大きく、私たちの負担は軽くなりました。
■ 買い戻せた理由
ふだんからインデックス運用や貯蓄を続け、家計を整えてきたことが、
いざという時に大きな支えになりました。
資金を準備できたことで、“家を守る選択”ができたのだと思います。
■ この経験が、今の売却につながっている
買い戻しによって名義は夫婦ふたりに統一され、
そのおかげで、現在進めている自宅売却も実現しています。
あの日のレターパックから始まった出来事は、
私たちのこれからにつながる、小さくて大きな分岐点でした。
🥦 この記事を書いた人:タマキ
日差しが苦手。でも旅も暮らしも楽しみたい。
ちょっとマイペースな夫とのシニア夫婦ふたり暮らし。
「快適にすごす工夫」を探しながら、
日光アレルギーのこと、日々の暮らし、無理しない旅の記録を綴っています。
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