紙の本に戻って
以前、電子書籍リーダーを試してみたのですが、どうやら私には合わないようでした。結局手放して、いまはまた紙の本に戻っています。本を手に持ったり、ページをめくったりする感覚に心地よさを感じるからかもしれません。
図書館の特集で出会った一冊
先日、福岡市立総合図書館で「夏といえば怖い話」という特集コーナーを見かけました。軽い気持ちで手に取った『日本怪奇小説傑作集3』が思った以上に面白く、短編なので読みやすく夢中になりました。
印象に残ったのは次の三編です。
- 吉行淳之介「出口」:日常の裏側に潜む不気味さに引き込まれました。
- 小松左京「くだんのはは」:予言が背負わせる重さにぞっとしました。
- 星新一「門のある家」:シンプルな設定なのに不安がじわじわ広がります。
知っている作家でも、怪奇小説ではまた違う顔を見せるのが新鮮でした。
図書館で広がる読書の楽しみ
福岡市立総合図書館は、季節やテーマごとに特集を組んでくれるのも魅力です。
正月には「本のお年玉」という企画があり、中身の見えない袋にキーワードごとに3冊の本が入っていました。
「ひょうたん」や「大航海」といった気になる言葉を選ぶだけで、自分では決して手に取らない本と出会える――その偶然性がとても印象に残っています。
日光アレルギーと“本の旅”
日光アレルギーで外に出られない日もありますが、本を開けば知らない世界への小さな旅が始まります。実際の旅も楽しみですが、図書館で偶然出会った一冊が、暮らしに彩りを添えてくれるのもうれしいこと。
これからも本との出会いを大切にしながら、日々の暮らしに小さな発見や楽しみを積み重ねていきたいです。
🥦この記事を書いた人:タマキ
日差しが苦手。でも旅も暮らしも楽しみたい。そんな私と、ちょっとマイペースな夫とのシニア夫婦ふたり暮らし。
「快適にすごす工夫」を探しながら、日光アレルギーのこと、日々の暮らし、無理しない旅の記録などを綴っています。
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