高血圧の薬、やめたままで大丈夫?
職場の検診で「薬を中断したままだ」と高齢の医師にきつく指摘されて以来、気になっていた血圧のこと。
実はこれまでにも、違う病院で「薬はどうしようか」と迷われることが何度かあり、どうしたらよいのか悩んでいました。
でも、やっぱりきちんと専門の先生に診てもらおうと、毎日の「朝晩の血圧を1週間以上記録したメモ」と、「5年前の検査結果」を持って、循環器科を受診しました。
「薬、飲まなくて大丈夫」その言葉にほっとした
今回の先生は、はじめに血圧の記録を見て、「飲まなくていい」と言ってくださいました。
そのうえで、丁寧にいくつもの検査もしてくれました。
実はこれまで、「下の血圧(拡張期)が高いね」と、何人かの先生に言われたことがあり、それもずっと気になっていたのですが──
今回の先生は、そのことについても、はっきりと言いきってくれました。
「下の血圧は関係ないですよ。ツウぶって言う人がいるだけ。病気との関係は特に言われていませんから。」
と、あっさり一蹴。
その言葉を聞いて、肩の力がすっと抜けました。
さらに今回行った検査は、以下の3つ。
- 首の左右の動脈と静脈のエコー
- 両手首と両足首の血圧測定
- 心臓のレントゲン写真
結果は、「動脈硬化も年齢相当で問題なし」「心臓の形も横に膨らんでいないので、まずはOK」とのことでした。
ただし、
「もし、いつ測っても血圧が140を超えるようになったら、薬を始めましょう」
と、明確な基準も伝えてくださいました。
「お母さんの病気は遺伝じゃないですよ」
もうひとつ気になっていたのは、77歳で大動脈解離を起こした母のこと。
そのことを話すと、先生はきっぱりと、
「それは遺伝じゃありません。遺伝性ならもっと若いとき、30〜40代で発症します」
と教えてくれました。
その一言にも救われるような気持ちでした。
病院の中でコーヒータイム?
驚いたのは、診察後に先生監修のデカフェコーヒーがふるまわれたこと!
「カフェインをとりすぎると、不眠や中途覚醒の原因になるから気をつけましょう」とのアドバイス付きでした。このコーヒーはカフェインが取り除いてあるというのにフルーティーで普段のコーヒーと変わらない美味しさでした。
病院らしくない、でも安心感のある、不思議と居心地のよい空間。
コーヒーの香りに癒され、診察の後に入れてもらえるという幸せに感動し、とってもリラックスできました。
血圧の正しい測り方も「目からウロコ」
これまで私は「朝はトイレのあと」に測るよう言われてきましたが、先生はこう教えてくれました。
- 朝は「起きてすぐ、横になったまま」
- 夜も「寝る直前、寝た姿勢で」
- 調子がいいときに測るのが◎(疲れているときは上がって当たり前)だし、いつ計っても良い
「いいときに140未満なら問題ない」という基準も教えてもらい、気持ちがぐっと楽になりました。
おわりに|不安が「納得」に変わった日
今回の受診は、私にとってまさに「専門医の医療」と「納得の診察」でした。
いろんな情報に揺れたり、不安になったりしていた心が、しっかり地に足をつけたような、そんな安心感を得られました。
こんなふうに、腹落ちする説明をしてくれる医師との出会いって、本当にありがたいですね。
心も体も、ほっとする時間でした。
今回の受診のきっかけにもなった、5年前の検査結果。
実は、断捨離の途中で偶然見つけたものでした。
私にとっては、過去の自分から届いたような、小さなメッセージだったのかもしれません。
先生も、記録を見ながらやさしく言ってくださいました。
「こういうのが大切なんです。持ってきてもらってよかったですよ。」
そのひと言に、これまでの不安がふっと軽くなった気がしました。
🔗 断捨離で見つけた検査記録が、アラカン世代の私に教えてくれたこと👈「5年前の検査結果」についてはこちらをどうぞ
🥦この記事を書いた人:タマキ
日差しが苦手。でも旅も暮らしも楽しみたい。そんな私と、ちょっとマイペースな夫とのアラカン夫婦ふたり暮らし。
「快適にすごす工夫」を探しながら、日光アレルギーのこと、日々の暮らし、無理しない旅の記録などを綴っています。
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