🏡福岡市民ホールでのオペラ・ガラ・コンサート|坂井里衣さんの圧巻の歌声 

はじめに

20年来の友人、坂井里衣さんが出演されるオペラ・ガラ・コンサートを鑑賞してきました。
彼女の圧巻の歌声と舞台での表現力はもちろん、ホール全体の雰囲気や照明、演出の美しさも素晴らしく、観客としてすっかり引き込まれる時間でした。
今回はその感動の瞬間を、少しでも皆さんにお伝えしたいと思います。


オペラ・ガラ・コンサート鑑賞記

(会場:2025年開業の福岡市民ホール・中ホール)
※日光アレルギーさん向けの詳しい情報はこちらの記事👈「福岡市民ホール|中ホール体験レポ【日光アレルギーさんのお出かけメモ14】」でご紹介しています。

坂井里衣さんは2つの演目に出演されました。

まず《フィガロの結婚》では伯爵夫人として登場。
スザンナとの二重唱は、爽やかで澄み切った歌声が美しく重なり合い、会場を柔らかく包み込みました。

続いて《アイーダ》。
先ほどの爽やかな雰囲気から一転、重々しい空気の中で最初のアリアが始まり、聴衆の心を一気につかみました。
会場全体が固唾をのんで聴き入る空気に包まれ、生の舞台ならではの緊張感に胸が高鳴りました。

さらに2曲目では、父アモナズロとの二重唱。
お二人の圧倒的な存在感に「やっぱりプロの貫禄だ!」と感じました。
アイーダの複雑な心情がひしひしと伝わり、最後は倒れ込むような緊迫した演技に心をぐっと掴まれました。

今回のホールでは、日本語訳が電子掲示板で表示され内容がよくわかりました。
ただ、掲示に目をやると彼女の表情を見逃してしまうのが惜しく、最小限の確認に留めながら舞台に集中しました。

800名収容の客席は満席。
私が座ったのは中央寄りのF列で、遮るもののない最高のポジション。
場内は「しーーーん」と静まり返り、緊張感がさらに高まる瞬間もありました。
終演後は感動で胸がいっぱいになり、心に残る時間となりました。
これからも坂井さんの活躍を楽しみに、応援を続けていきたいと思います。




🎵 プロフィール紹介

坂井里衣(さかい りえ・ソプラノ)
エリザベト音楽大学大学院修士課程修了。在学中にはイタリアに1年間留学し、本場での研鑽を積まれました。
数々の音楽コンクールで受賞歴も豊富で、第52回西日本出身新人演奏会審査員奨励賞、第28回飯塚新人音楽コンクール第3位、第8回藤沢オペラコンクール入選、第6回長久手国際オペラコンクール第2位などを受賞。
平成24年度「若い芽を育てる会」特別賞にも選ばれており、西日本オペラ協会の会員として今後の更なる活躍も期待されます。


🥦この記事を書いた人:タマキ

日差しが苦手。でも旅も暮らしも楽しみたい。そんな私と、ちょっとマイペースな夫とのシニア夫婦ふたり暮らし。

「快適にすごす工夫」を探しながら、日光アレルギーのこと、日々の暮らし、無理しない旅の記録などを綴っています。

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