【日光アレルギー・私の場合(前編)】発症と混乱の日々

【始まりは、突然】

私が39歳の頃でした。日中、仕事で日に当たると、頬の上の方が赤くなり、かゆくて熱を持って腫れてくるという症状が、数時間も過ぎた夜になって現れるようになったのが最初かと思います。
痛くて熱くて不快で、眠れなくなることもありました。

ひどいときには頭痛も起こり、2~3日間は痛みと吐き気に苦しみ、暗くした部屋から出られなくなってしまいました。  


【原因不明のつらさ】

これは何が起こってるのか、原因はなにか、全くわからず本当に不快でしんどくて、やりきれなかったです。 時間差がありすぎて、日光が原因であるとは全く気が付かなかったのです。

それに気づくまでの間は、体調が悪くて休みの日もゆっくり休めず、ただただ苦しいだけの休日が続きました。
そんな日々が重なり、気持ちもふさぎ込むようになっていきました。


【ようやく気づけたけれど】

とにかく、自宅から一番近い皮膚科に駆け込んで薬をもらおうとしたとき、はじめて「日光過敏症」「日光アレルギー」という言葉を医師から聞きました。

頭痛についても、日光が「目から入ること」が一因になると聞き、眼鏡をかけたり、眼科でコンタクトを処方してもらったりもしました。
できることは、いろいろ試してみました。


【試しては、あきらめ、また試す】

とにかく、日光を避けるためには、できることは何でも試しました。
正直、いくらお金をつぎこんだかわからないくらいです。

試してみないと分からない。だから、いろんなものを買い込んでいた時期もあります。
私・タマキの実感では――高ければ良いというわけではないけれど、安くて本当にいいものは、なかなか見つかりませんでした。

結局、ある程度の金額がかかる方が信頼できる、と思って選ぶようになっていった気がします。
出費は痛かったけれど、「背に腹は代えられない」とは、まさにこのことだなあと思いました。

そうして少しずつ、自分なりの対策法を試行錯誤しながら、今に至っています。


でも、それでもやっぱり避けきれない場面がありました。
特に、仕事で外に出る機会があるときには、いろんな葛藤がありました――。

(*次回「仕事の場面で感じたつらさ」へ続く)


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