🏡後編:「かごバッグがつないだ小さな感動〜メルカリで見えた“人とモノの縁”」

価値をわかってくださる方へ届けられたよろこび

なかでも心に強く残っているのが、葡萄蔓のかごバッグの取引です。

これは数年前、自分への記念品として、百貨店の催事で「エイヤー!」と勢いで買った、手作りの一品。
「美の壺」というテレビ番組で紹介されたのを見て、憧れていた葡萄蔓のバッグで、その風合いや手仕事の温もりに惹かれ、大切にしていたものです。

でも、最近は使う機会が減り、飾っているだけに。「このまま眠らせておくより、ちゃんと使ってもらえる方のもとへ行けるなら…」と思い、思い切って出品。

そして、何度かのやりとりの後、印象に残る形でお譲りできたのです。

届いた先の方からは、丁寧なメッセージをいただきました。
「とても丁寧に作られていて、状態も良く、素敵なお品をありがとうございました」と。

あの言葉を読んだときは、本当に心がじんわりしました。
梱包も慎重に、心を込めて行ったので、無事に届いたと知ってホッとしたのを覚えています。

メルカリで得た“やり取りの楽しさ”

出品前は「発送とか、やり取りとか、面倒なのでは…?」と不安もありましたが、
やってみると、思ったよりも楽しくやりがいを感じられ、しかもあたたかいやり取りが多かったです。

「ていねいに送っていただいてありがとうございます」
「思った以上に良いお品ですね」
そんな一言一言に、こちらの気持ちもほっこり。

誰かの「使いたい」に自分の「手放したい」がつながり、他者貢献できる、という思っていた以上にうれしい体験でした。


🧺さいごに:手放すことで得られた、ちいさな達成感

「断捨離」と聞くと、「モノを減らすこと」「スッキリすること」ばかりに注目がいきがちですが、
実際にメルカリを通して手放してみて感じたのは、人とのつながりや、思い出の再確認でした。

そして、自分にも「できた!」というちいさな達成感も。

50代からの暮らしは、“減らすこと”がテーマになることも増えます。
でも、それはネガティブな意味ではなく、「循環させる」「活かしてもらう」という前向きな選択でもあるのだと実感しました。


この記事が、どこかで「やってみたいけど不安…」と思っている誰かの背中をちょっと押せたらうれしいです。

前編の記事をまだ読んでいない方は👉こちら🧵前編:「50代主婦、初めてのメルカリ挑戦!断捨離から気づいた手放しのコツ」

🌿この記事を書いた人:タマキ

日差しが苦手。でも旅も暮らしも楽しみたい。そんな私と、ちょっとマイペースな夫との50代ふたり暮らし。
「快適にすごす工夫」を見つけながら、
日々のこと、旅のことを気ままに綴っています✍🏻                WordPressテーマ「Cocoon(コクーン)」で運営中。

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