家の売却を進めている中で、ちょっと立ち止まることになった出来事がありました。
今回のテーマは「インスペクション(建物調査)」についてのお話です。
わが家の売却スタイル
しばらく賃貸に出していた家を、私たちのこれからの暮らしに合わせて手放すことにしました。
売却のスタンスは、「焦らず、ゆっくりと」。半年〜1年くらいかけて、じっくりとご縁を探すつもりです。
媒介契約は「一般媒介」。複数の会社にお願いして、それぞれとやりとりをしながら進めています。
とある不動産会社からの提案
そんな中、お願いしている1社のB不動産さんから、メールでこんな提案が届きました。
「10万円ほどでインスペクションをしておくと、安心して売却ができますよ」
インスペクションとは、建物の劣化や不具合などを調べる専門的な調査のこと。
「へぇ、そういうのもあるんだな」と思いつつ、
「でも、それって売主がするもの?買主が依頼するのでは…?」と、少し引っかかる気持ちも。
調べてもはっきりわからず、夫婦でモヤモヤと悩みはじめました。
建築士さんに聞いてみたら…
迷った末、自宅を建ててくださった建築士さんに相談してみました。
すると、意外な答えが返ってきたのです。
「その築年数の家なら、買う人がインスペクションをして納得すればいい話だよ」
「売主がわざわざ費用をかけてやる必要はないと思う」
「問題が見つかれば、買主との交渉で価格を調整すればいい」
その言葉にホッとした反面、
「え、それ…今回の提案、不動産屋さんからなんだけど…」と、ちょっぴり戸惑いも。
見た目だけじゃわからないこと
B不動産の方は、感じもよく、信頼していた方だったので、ちょっと残念に思う気持ちもありました。
もちろん、悪気はなかったと思います。
「少しでも早く、安心して売るにはこういう方法もありますよ」と提案してくださっただけかもしれません。
でも、こちらが知識を持っていなければ、
「言われるがままに10万円を払っていたかも」と思うと、やっぱり慎重さは必要だなと感じました。
今回の気づき
今回の一件で、あらためて感じたことがあります。
- 不安なときは、信頼できる人に相談してみること
- 感情だけで動かず、冷静に判断すること
- わからないことは「わからない」と認めて、学んでいくこと
不動産の売却は、ただの取引ではなく、
これまでの暮らしや思い出と向き合うプロセスでもあるのだと思います。
少しずつ、でも確実に。
これからも「住まいと向き合う時間」を丁寧に積み重ねていきたいと思います。
同じように、どこかで迷っている方の参考になればうれしいです。
✍️ タマキ
🥦この記事を書いた人:タマキ
日差しが苦手。でも旅も暮らしも楽しみたい。そんな私と、ちょっとマイペースな夫とのアラカン夫婦ふたり暮らし。
「快適にすごす工夫」を探しながら、日光アレルギーのこと、日々の暮らし、無理しない旅の記録などを綴っています。
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