夕暮れの大濠公園と「栗づつみ」、思いがけないご褒美

休日のある日。少し早めに夕食をすませて、夕方の散歩に出かけました。行き先は大濠公園。夫とふたり、いつものコースです。

過ごしやすい時期ですが、家を出てみると風が吹いていて、カーディガンを羽織っていても少し肌寒く感じました。

日除けセットはいつものように身につけていたものの、夕方6時をすぎるともう日差しも暮れかかっていて、柔らかい光が広がっていました。


目的地は、めずらしくスタバ

なんとなく、ふだんあまり行かないスターバックスコーヒーへ足が向いていました。
というのも、以前プレゼントされたギフトカードの期限が今月末までだったことをふと思い出し、大濠公園のスタバに行くことにしたのです。


五感で味わう、夕方のひととき

正直、いつもの散歩のつもりでした。
でもこの日の夕方は、思いがけず満たされた気持ちになりました。

  • 風が吹いていて、日光アレルギーのある私にとっても快適な気候だったこと
  • 水面に映る夕暮れの光がとても美しく、目にやさしかったこと
  • スタバのテラス席では音楽が流れていて、水と木々の風景とあわせて心地よかったこと
  • 犬の散歩や小鳥たちの様子など、自然の生きものに癒されたこと

さりげない景色や音、気温までもがちょうどよくて、「ああ、今日ここに来てよかったな」と思えた瞬間でした。


壱岐の島のお菓子との出会い

さらに、園内を歩いていると、見慣れない自動販売機を発見。
なんと、壱岐の島の地元のお菓子が並んでいる和風の販売機でした。

私が選んだのは「栗づつみ」という和菓子。
岡山県の「むらすゞめ」に似た生地で、もっと厚みがあり、黒あんがところどころのぞいている素朴な一品。形にも手作り感があって、どこか懐かしいお茶菓子のよう。

他にもフロランタンや加須巻きなど魅力的なお菓子がありましたが、私は迷った末に「栗づつみ」を選びました。

飲み物は、ウォーキングアプリでもらったコークオンの無料チケットで、あたたかい缶コーヒーを。
水辺のベンチに腰をおろして、ゆっくり味わいました。

寒さを感じていた体に、やさしく沁みる甘さと温かさ。
「ホッとする」って、こういうことだなあとしみじみ思いました。


私にとって、いちばん大事なのは「食」

この日の散歩であらためて感じたのは、「私は食べるものが満足できることが、いちばん心を満たしてくれるんだな」ということでした。

よく言われる「衣食住」、人によって大事に思う順番は違うと思いますが、私の場合はやっぱり「食」が1番。
次に「住」、最後に「衣」。

おいしいものに出会えると、心が整って、「また明日もがんばろう」と自然に思えるんです。

思いがけないご褒美のような夕方散歩。
本当に、いい1日の締めくくりになりました。


✿ おわりに

心地よい風、やさしい夕暮れ、夫との散歩、そして温かい甘味。
そんな何気ないけれど特別な時間が、また日々をがんばるエネルギーになってくれました。

読んでくださって、ありがとうございました。

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